知っ得情報

新しいノート作りの考案

昨年の上半期に当カルタフィオッコのマエストロコースを修了された方のディプロマ試験を今月と来月に渡り行なっています。
昨年中に行うはずが,昨年7月にコロナ感染して以降、延々と体調不良が続き、新年明けて元気いっぱいのはずが2月に手術と、その後もお恥ずかしいことに滑って捻挫で動けず、漸く回復したらぎっくり腰でつい最近まで長引き、今ようやくディプロマ試験開催に至っています。

講師としての指導要項も含めた総復習の筆記試験、そして実技試験をそれぞれ別々に開催。
そんな中で、まず最初に行う筆記試験前の事前講習を当方オリジナルテキストで進めてテクニックをはじめ,総復習を行います。

そのテキストはもちろん手作りなのですが、今年は簡易な表紙ではなく、簡易製本風にちょっとしたアイデアで作成してみました。

ノート風表紙

きちんとしたノートのようにうまく仕上がっているのですが、実は中身はホッチキス留め。
下のように当店のペーパーキャレピッコロで見返しもつけて本格的な製本風。

見返し

見返しの扉を開ければ中表紙で、本の様相。

corso di maestro manual text とタイトルですが、指導方法やカルトナージュテクニックを網羅した先生の為の心得アンチョコです。

製本完成

商品製造スタート

アトリエレッスンはまだ始動しておりませんが、ショップの販売製品が底をついておりようやく製造にこぎ着けています。

まだ全ての引越し荷物が片付かないので、道具やパーツが見つからず結構大変なのですが、作り始めると材料の整理が少しずつ出来ていくので、時間がかかりますがこんな調子で進めています。

20cm長の定規が入るペンケース。
内側の箱の色を変えて蓋部分とのカラーコーデが楽しめます。

ペンケース

内側は汚れが拭けるようにレザークロス仕様です。
蓋部分は麻のクロスです。

材料 縁どめつきマグネット金具   コーナー金具   麻クロス

ペンケース 内側

作り方付きキットも出ている携帯マスクケースはコロナ禍の産物。いまだにウイルスの恐怖がありますからマスク携帯は必須です。

携帯マスクケース

作ったそばから商品アップする前に売れてしまい、ミニティッシュボックスは何やら完売してしまいました。
普通サイズのティッシュボックスもそうですが、蓋が中に入り込み中身のティッシュの量が減ればそのままに下に蓋が下がるので、とても便利です。

ミニティッシュケース

蓋部分には樹脂加工を施して、埃がついたらすぐ拭けるようになっています。布クロスや布の場合埃が染み込んで決して衛生的とは言えないので、こんな時はプリント紙仕上げは重宝です。

ミニティッシュボックス ズーム

材料 ミニティッシュボックスキット

また新しく作って商品アップできるようにします。

来期の聖徳大学講座

来年1月からスタートする聖徳SOA講座の作品は、SOAに参加する高齢者の為にお薬手帳や診察券ケースを作る内容にして欲しいとの依頼があり、イタリアンペーパーを活かしたデザインでサンプル製作してみました。
材料 地券紙 布クロス青   プリント紙 ブロッカートアラブ 差し込みカードケース8枚用

お薬手帳

ジャバラ仕上げのマチポケットにはお薬手帳を入れられるように、そして保険証、マイナカード、診察券を入れるカードケースを差し込み、領収書を挟んでおけるカーブ仕上げのポケット。

手帳内側

8枚入るカードケースを差し込む部分を作って挟み込みます。

カードケース付きのお薬手帳

年々増える診察券ケースはカルタフィオッコでロングランで販売を続けている手のひらサイズの回転式のものを作ります。
20年経ってもこわれない優れもので、10枚カードが入ります。

携帯用診察券入れ

秋のような秋でないような季節

折角ブログ再開できたのに長い間更新できず申し訳ありません。
果物の実りだけはすっかり秋のようです。
今年は柿の実が鈴なりで、早朝からメジロの群れがやって来て大騒ぎです。

kaki

7月末に感染したコロナの後遺症で、超健啖家のはずの私でしたが胃腸のダメージがひどく、
8月からの酷い暑さが続き、とうとう夏負けをしてダウンしてしまいました。
なかなか思うように回復出来ず全く何も手につかずぼーっと毎日を過ごしてしまい
いったいどうなってしまうのか不安に駆られていました。

涼しさの訪れと共に少し元気になって、趣味のお香の伊勢神宮献香に参加する旅行に行き、
家族全員の健康を祈ってみたりボチボチやってまいりましたが、胃腸全般にの検査をする
事になり、これも生まれてはじめて大腸内視鏡検査まで行い、色々良くないものも見つかって
しまいました。

昨年来親しい友人たちでコロナに罹った後、何故か殆どの人が軽症のガンを患い、本人も
周囲の人達もびっくりするケースが多々見られ、私も心配していたところだったので
丁度良い機会でした。
9月からこの10月にかけてずっと検査続きでしたが、ひとまず来年にお預けといった感じです。

そんな訳でアトリエ講習の開始の目処も立たず、申し訳ない次第です。
およそ20年カルトナージュオンリーで駆け巡って来ましたが、コロナ感染症にはここ数年翻弄
され、最後には自分に降りかかって来るとは予想だにしておりませんでした。

完璧に身体の修復が終わるまでにはどうも時間がかかりそうなので、一応11月にはレッスン
一部再開できるよう現在検討中です。

ご心配いただいている生徒様方には多大なご迷惑をおかけして申し訳ありません。
1日も早い再開に向けて身体調整への努力をつづけたいと思っております。

ブログの再再開を機にまた詳細をこちらにご連絡したいと思います。

柘榴

アトリエレッスン

今まで北国分駅前のアークタウン内でアトリエとして講習を行なっていましたが、移転をすることになりました。6月僅かな日程ですが開催しますが、その後は移転完了後にアトリエレッスンを再開いたします。
場所は北国分駅周辺はじめ都内などで開催予定でまたショップお知らせにてご連絡致します。

オンラインショップをはじめておよそ20年が経ち、当時はまだGoogleもAmazonといったGAFAも立ち上がったばかりで、今のように世界を凌駕するほどでなかった時代。世の中20年でこんなに変わってしまうんですね。

一時はAmazonが何でも送料無料をはじめて、それが当たり前のようになったり、紆余曲折色々ありました。
今はCHATGTPの脅威もありこれから世の中がどのような方向に向かうのか興味津々。兎も角長生きしてこれからの新しい世の中の流れをしっかりこの目で見ていくのが楽しみです。

以下は宮内庁三の丸尚蔵館で現在展示している17世紀に日本人がイエズス会のセミナリオで教えを受けて描いたベネチア(上)とローマの地図(下)

17世紀のベネチア地図

17世紀のローマの地図

聖徳2月開講講座まだ受付中です

2月開講の聖徳SOA講座今月一杯受付中です。

ブック式になったクリップボードはお稽古事やお料理教室などのレシピを挟んだり、メモを差し込んだり一層便利に使えます。

ブック式クリップボード


ブック式


そしてイタリアで丁寧に手作りされたジャバラファイルをベースに使ってキッチンや自分の机の上でこまごまとした領収書や予定など仕分できる一生モノのジャバラファイルを仕立てていきます。
仕上がりの最後には革でご自分でタッセルを作ってカシメ止めしていきます。

ジャバラファイル

雪の降りしきる秋田県角館へ

用事があり、急遽この暮の忙しい最中秋田県角館へ。
折角来たので武家屋敷のある一角を散策。昔ながらの十間ある道幅の道路はとても広く、日本人はウサギ小屋住まいとかつて言われましたが、江戸時代迄の豊かな日本人の生活をここで外国の方には実感して欲しいかと。

黒塀がずっと続き見事な武家屋敷通りです。カラー写真のはずですがモノクロ写真に見えるのが不思議です。

角館武家屋敷通り

どの武家屋敷も一千坪以上の敷地を持ち現在も住んでいる方から平成まで住んでいた方までと文化財がそのまま残り明治以前の日本人の生活文化の豊かさを体感出来ます。

各屋敷には枝垂れ桜の大木が(他の植樹されている木々も大木ですが、)植っており、佐竹藩に京都から公家のお姫様が嫁いできた際に持ってこられた枝垂れ桜を殿様から分けて貰ったものだそうです。
どれだけ立派に育て上げたかお姫様や殿様に見てもらうために家臣団が競って手入れして育て上げたと。

下の画像:春には黒塀から枝垂れるこの枝垂れ桜が美しく咲き誇るのだそうです。道一杯の観光客となるそうですが、是非闊歩したいと思う雰囲気のある通りです。

枝垂れ桜

一軒繁栄を極めた敷地3千坪もある青柳家には所蔵品が庭のあちらこちらの館に保管され、興味深い写真がありました。エッフェル塔建造中の写真です。他にも徳川慶喜の正装写真が何点もあり、江戸末期の庶民の生活がわかる写真など歴史的にも貴重な写真の数々。

建造中のエッフェル塔

近代に入ってからの当主の趣味で収集したカメラや蓄音機、時計の数々の品も所狭しと展示され、これでもまだお蔵入りの品々があるそうで、ビックリしながら見学してしまいました。

カメラの蒐集


雪の降りしきる中広大な武家屋敷通りを歩くのは風情もありましたが、長靴でやって来て良かったと思うぐらい足元悪く、春の待ち遠しさまで思わず体感してしまいました。

ミニサイズのフォトフレーム販売再開

エトロ布地を使用したミニフォトフレームの販売再開です。
今回は既に製造中止され手元に残るイタリーで仕入れたエトロインテリア布地を使用したミニフォトフレームの販売を再開致します。
エトロに代表されるカシミール柄が小さかったり大きかったり、お花付きだったりとか、今回使用した布地はオーソドックスな柄ではないおしゃれな雰囲気のもの。

せっせと作っていますが、他にもやることが多過ぎてなかなか集中できません。
縦横どちらでも使用できるのでクリスマスプレゼントなどにもお勧めです。

中に入る写真の大きさは約8cm×10cmです。

まだショップアップできていませんが月曜日にはアップできるように準備しています。

イタリア製布地ミニフォトフレーム フォトフレーム後側


beige イタリア製ミニフォトフレーム バックスタイル


イタリア製布地ミニフォトフレーム バックスタイル


イタリア製布地ミニフォトフレーム フォトフレームバックスタイル


スエード調クロスだけで製作すると、特にピンク色は可愛さの中に重厚感が醸し出されます。
スエード調クロス ミニフォトフレーム バックスタイル



イタリア製布地ミニフォトフレーム フォトフレームバックスタイル

金具が入荷しました。

在庫切れでなかなか補填出来なかったクリップボード用の金具が入荷。
ショップにようやくアップ致しました。

ショップアップ作業中に画像がうまく反映せず焦りましたが、キャッシュの問題とかでなんとか解決。すっかり時間がかかってしまいました。

二穴バインダー金具は以前のメーカーがコロナ禍で倒産してしまい新しい工場からの製品となり、全体の長さが2ミリ大きくなり、その分穴の位置が以前よりずれています。

二穴バインダー金具

クリップボード用のクリップも一部価格が変更していますが、やっとアップできました。

8cm幅のクリップ

人手不足もあり商品として検品したり袋詰め作業がはかどらず、販売に至るまでバタバタしています。
皆様のご来店をいつもながらお待ちしております。

商品が他にもあるのですが、撮影が間に合わずボチボチと。コロナの影響はまだまだ続いていて、工場の倒産とかを聞くたび悲しくなりますが、これが現実です。

ビニイタのサイズオーダー販売

最近は欠品商品のオーダーのために問屋など取引先に出かけることも多く、何かと忙しい。

その上自分の診療などで病院に行く機会も多く,1週間7日では足りなく感じる日々。

その中で今回ビニイタのオーダーがあったのですが、取り扱い会社の方で大きいサイズのオーダーだったら年内まで引き受けてもらえるという話があり、期間限定商品として扱う事になりました。

私も20年近く使用しているビニイタ。アトリエのテーブル3台は敷いて使用しています。
元々革製品の裁断時に使用していましたが、カルトナージュのお教室もカッターやカシメうちなど使用するのでカッターボードを使用するより安全です。

ビニイタ

すごく濃いグリーンに見えますが、透明感があるので,カッター傷が深くつかない限りは透明度が保てます。

発送する際は以下のように丸めての発送です。平らに放置すればすぐに水平に戻ります。
お教室お持ちの方には重宝するのでお勧めのビニイタ。
大きいサイズをご希望サイズでカットしてくれる業者はないので、今回の期間限定オーダーは最初で最後のとても貴重なチャンスです。

ビニイタ発送形状