イタリアンな生活

ミラノへ立ち寄り

フィレンツェからパリに向かう途中一日ミラノに立ち寄りました。
ユーロスターで2時間弱で到着。ちょっとおしゃれで安いので、複線で走るフレッチャロッサをいつも利用します。

久しぶりのDUOMO横のガレリアにやって来ました。すっかりこちらの天井も綺麗になり、ミラノはスッキリした感じ。観光客もなぜか少ない6月末、ちょっと穴場の時期かもしれません。

Duomo Milano

このガレリアの中央角に古くからプラダのブティックがあるのですが、プラダも斜め向かいのショップにもう一軒出来ていました。ファッション産業が振るわない今、新しいショップでプラダもとうとうお菓子屋さんを始めたようです。

フェラガモ、アルマーニ、とこぞってホテル経営を始めていますが、今度は食べ物の方にファッションブランド進出?

フィレンツェ ダンテの家

今回のフィレンツェ滞在は演奏会のお招きもあり、パリ在住の友人をご案内することに。待ち合わせ場所はポンテヴェッキオが眼下に見えるホテルコンチネンタルの屋上ラウンジ。見晴らしがよくお勧めポイント、午後からしかオープンしていないのが残念。ここのホテルはフェラガモが運営するホテルで、以前私が宿泊したファッションピープル御用達のフェラガモ運営のホテルの真向かいにあります。

pontevecchio

観光は私もほとんどしていないので、まずは神曲を著したダンテ アルギエリの家、現在は史料館になっていますが、そちらを訪問。中世のフィレンツェの様子が展示してあります。

casa di Dante

昔の石造りのままの家で、簡素なしつらえです。実際にアトリエとしていたのは当時の城主の別邸。すぐ近くにありますが、お店になっています。


casa

展示してあるダンテが著した本。日本の源氏物語や古今和歌集などもそうですが写しで、ミラノのダンテ協会が1921年に発行。字体は古式ゆかしいフィレンツェスタイルのカリグラフィーです。最上階まで足を運ぶと見ることが出来ます。

libro del Dante

フィレンツェでの現代音楽の学会コンサート

今回臨時休業中に買い付けも兼ねてソルボンヌ大学名誉教授主催の現代音楽の学会コンサートに。

フランス在住時ヌイーの自宅近くで仲良くしていた友人のご主人が現代音楽の世界的な第一人者で、6月に学会を開き演奏会があると昨年からご連絡を頂戴。まずは学会とやらもご縁がなく興味津々で伺って来ました。

まず驚いたのはパリ大学ソルボンヌが所有するというフィレンツェの広大なヴィラ。日本で東大とかこんな海外施設の所有があるのか思わず比較してしまいました。
学会参加者はもちろん無料でこのヴィラに宿泊して毎日お勉強。今回の演奏会はイタリアで行うため、イタリアの現代音楽研究者が演奏を行ったのだそうです。日本人の研究者も数人みうけました。


villa finaly

広大な敷地なのですが、最近になってお庭の2/3を売却してしまったとか。でもお庭全体が見えその広大さに圧倒されます。

girdino

近隣には多くのヴィラがあり、少し手前で門が開いて中に車が入るとこを何軒か見たのですが、ずっと先まで長い林の道しか見えないお家ばかり。映画のようでちょっと憧れてしまいます。


ヴィラの外観で、とても地味なのですが、中に入ると至る所フレスコ画で、美術館のようです。

facade

演奏会場だったお部屋の壁にはレースのカーテンが….,と思いきやだまし絵でした。

pittore finto

学会の演奏会なので、研究者のみが聴衆。どのお顔もIQがとても高そうな方々ばかりで、当方はちょっと異質でお恥ずかしい。コンピューターミュージックなので、どちらかといえば宇宙観を表すような大変想像力を必要とする難解 壮大な感覚の音楽でした。


musica comtempolanea

友人が宿泊していたこのヴィラで一番大きいスイートルームを案内してもらいました。

入室してすぐのリビングルームは大き過ぎて画面に入り切らないほど。
living

ベッドルームも大き過ぎて画面に入らない。どちらの部屋の天井もフレスコ画や装飾で美しかったのが印象的でした。

finally2

大きな装飾的な鏡


finaly 1

オルビエト紀行

昨日ご紹介したオルビエトのドゥオモのファサードは細かい装飾で圧倒されます。神を守るレオーネはベネツィアのサンマルコ寺院と同じもの。

facade

内部の床面の装飾はなんだかエッシャーを思い出してしまいます。

pavimento

内部の床にもありましたが、ドゥオモ入り口正面にもこんなに大きなダビデのマーク。どうして広場に目立つようにあるのか理由はわかりませんでした。

piazza


オルビエトの建物は殆ど13世紀、14世紀の建物で、建物の入り口などにある装飾品を見れば建築家にはすぐわかるようでした。
ingresso

歩いているうちに偶然入ってしまったのが、オペラ会場の舞台の上。今日の演目の舞台道具を搬入しているところに入り込んでしまいました。明かりがついていないのでこの豪華な会場がはっきり
ご紹介できないのが残念。イタリー人と一緒にぶらぶらしていると面白いことに遭遇します。

interno

天井装飾もすごい。暗くて残念。

soffitto

オルビエトを代表する現代作家のミケランジェリのショップがある通りは、ピノッキオを彷彿とさせる木製のオブジェがあちこちに。

strada

micherangeri

nome

オルビエト訪問、ピノッキオ発祥の地

フィレンツェ滞在時、最終日一日だけ、ウンブリア州に住んで、ミニホテルを営むパリ時代のアメリカ人の友人とオルビエトで会う約束をして零下の中凍りつきそうになりながら散策。

フィレンツェからローマ行きの鈍行列車treno regionaleに乗車して2時間オルビエトの駅に到着。

orvieto

駅を降りると目の前にフニックラ(登山電車)の乗車場があります。正面中央に見える一番高いところがオルビエトの街があるところです。
funikura

チケットを買って乗車。彼女と一緒にやって来たミラネーゼ建築家のイタリー人が、車でしかオルビエトの街に行ったことないと、つぶやいたのですが、私も家族とイタリー滞在時、車でしか来たことがなかったので登山電車があることにいささかビックリ。
montare

道なりに歩いて行くと、小さな街なので自然にDUOMO(ドゥオモ)のある広場に到着します。途中あまりの寒さに郵便局で暖を取り、お昼ご飯を食べるレストランのアドバイスをもらったり、こちらで勝手に観光案内所扱いしていました。

duomo

友人も建築家なので2人の建築家の解説付きで建物を見学。なかなか楽しく時間が経つのも早い。
ドゥオモの正面の飾り、色鮮やかなガラスで出来た細かいアラベスク風の装飾はパーツが非常に小さく色も褪せていないのでとても美しい。

ornamento

教会の中にあるフレスコ画、あまり修復されていないけれど、綺麗。プリントペーパーの柄に通じるようなモチーフがたくさんあり、ついシャッターを押してしまいます。

ornamento


天国と地獄など、フィレンツェ出身の作家、ダンテの神曲に倣って描かれたフレスコ画のある祈祷室ですが祭壇は、金銀豪華な額で飾られ、かなりの迫力。
cornice

同じ部屋には歴史書でよく見るダンテの肖像画のフレスコ画。ここにあったんですね、本物は。
dante

オルビエト旅紀行はまた明日、お楽しみに。

イル パピロでの買い付け

イルパピロで早速 オーダー。
生徒さんの間でも人気のマーブル紙ですが、手持ち在庫も殆ど無くなって来てしまったので、パーフェクトに一枚一枚仕上がったA級ランクのマーブル紙をオーダーして来ました。

ウインドウの上の棚にあるカードはカルタフィオッコのショップ、ギフトコレクションの中でも販売しています。レートが大変良い時に購入しているので現地で買うよりお安い価格です。他のイルパピロの手摺り版紙も今や現地価格を下回っているようなので、大変お買い得です。
negozio il papiro

目の細かさと色合いはやっぱりイルパピロにはかないません。他の業者もいるのですが、色のセンスがイマイチ。
pavone

いつもは山の中の工場でオーダーするのですが、今回はショップで。
ショップでもマーブル紙の実演説明をしていますが、工場では職人が本番さながらに仕上げる様を実演、もちろん体験もさせてくれます。
いつもオーダーを受けてくれる担当者に、一度私の生徒さんにも体験させてあげたいと話したところ、喜んで受けてくれるとのこと。
この日はドバイからやって来たという高校生の団体が店内でマーブル紙の実演を見学していました。


varie

今回は革のシリーズも購入、マーブル柄を皮に施し小物入れや財布、カードケースなど数多く展示してありました。仕上がる迄3ヶ月を要するということなので、入荷はだいぶ先になりますが、時々ショップのギフトコレクションを是非チェックなさって下さい。

porta carta

色はこのカラーの他にブルーが入りピンク・ブルー・ブラックの3色展開です。入荷がいづれの商品も楽しみです。

interiore

フィレンツェでの滞在

パリからフィレンツェに飛びましたがエールフランスは荷物のチェックインもチケットも全て自動化で、皆てんてこ舞いして長蛇の列。チェックインカウンターはあっても無人。自分でなんでもやります。おまけに日本でネット購入したエールフランスの格安チケットにはチェックイン用の荷物代が入っていないとかで35ユーロ割増料金を請求され、イタリー到着迄なれぬ作業にへとへと。

フィレンツェではフェラガモが運営するポンテヴェッキオからすぐそばのホテルに宿泊。駅迄歩いても10分少々、パリと違って街が小さいので気が楽です。

Firenze hotel

ギャラリー ホテル アートという名前の通り、ホテル内のあちこちにオブジェがあり、とりわけアメリカ人のファッションピープルに人気のホテルです。

interno


bagno



全てアメニティーにはフェラガモのマーク入り。

amenity

朝食は書斎も兼ねたラウンジで。オブジェがあちこちに。
sala di pranzoshosai

イタリーのスナック パンツェロッティ

西武のレッスンの帰り、松濤にあるパンツェロッテリアで軽く食事をしました。
オーナーはイタリー在住中には面識がなかったものの、話をしていて、1980年代のミラノ在住中での私の外国人の友人ととても親しかったようで、びっくりしました。

今は日本に戻られていますが、ファッション業界人でかつてのミラノでバッグのデザインから色々なものをプロデュースされて一世を風靡したかたです。昔懐かしい話をしながら、フレッシュでおいしい生ハムやサラミをその場でスライスした盛り合わせをいただきました。

prociuto

ゴルゴンゾーラをはじめとしたイタリーチーズもおいしく、スプマンテ片手にイタリー満喫。

panzerotti

ミラノのデパート リナシェンテの裏通りにある行列していて有名なパンツェロッティのお店を思い出しながら、アツアツの4種のチーズが入ったものをほおばりました。手で持って食べるのがおいしいのです。

ピザの種類の中でカルツォーネといって、ピザの台を半分に折って餃子のようにしたものがあるのですが、そのミニ版だと思っていただくとわかりやすいかも。

トリノあれこれ

トリノはかつてフランスのサボイア家が支配していた歴史もあり、あちらこちらにフランス文化の香りが漂っています。

そのひとつにチョコレートを飲むという習慣。カフェに行ってビチェッリください、といえば下の写真のような生クリームが浮いているチョコレートが出てきます。混ぜて飲んではいけないそうで、混ぜると下のチョコレートがぬるくなってしまうのだとか。

biceri

そして聖骸布がこのトリノの町にはあるということ。キリスト教徒にとっては大変な宝物。キリストが処刑された後にくるまれたのではないかという布です。
この布はトリノで唯一のルネッサンス様式の教会の中に保管されています。保管場所の扉や壁面はその部分だけすべて漆黒の大理石でできているので、教会内に入るとすぐに目につきます。

聖骸布

街並みは昔のまま残され、ミラノのように第二次世界大戦で破壊された場所がない為、とても素敵です。小さな町なので中心街をゆっくり歩くと下の写真の様なかつての王宮など、歩ける範囲で至る所に美しい建物が目に入ります。

palazzo

ミラノに住んでいる時はあまりに近すぎて行き損ねました。それと、トリネーゼ(トリノ人)は何かと気位が高くて感じ悪ーい!なんていうミラネーゼが多く、あまり良い印象はありませんでした。

一旦イタリーを離れてしまうと、また新たな気持ちでイタリーの都市を見ることができるようです。

映画アベンジャーズ撮影舞台の古城

イタリーツアー旅行で初日の観光がAOSTAアオスタ(モンブラン手前のフランスとの国境地域)にある古城めぐりでしたが、フランスとの国境に近い為、どちらかと言えば要塞。中世期のお城なので何とも優雅さに欠けるので、フランスのロワール地方の古城めぐりを想像していたのでちょっとがっかりしました。

とはいえ、話題の映画アベンジャーズの撮影現場になったとかで、地元ではちょっと話題となっていました。

castello

一応お城に上ってみました。行きはエレベータがあったので楽々、帰りは景色をみながらのんびり歩いてきましたが、アオスタの渓谷の眺めが美しかったです。

val d'Aosta

ミラノに住んでいた頃はこのちょっと先にあるクールマイヨーとかチェルビニア(ドイツ側はマッターホルン)のスキー場に毎年一週間ほどスキーに来ていました。
フランスでもそうですが直訳で「白の一週間」settimana bianca セッティマーナ ビアンカ仏語はsemaine blanche スメーヌブランシュという名称で冬場にスキーに行く学校の一週間のお休みがあります。もちろんお休みですが学校でセッティングしてくれるわけではなく、個人で行きたい人は行くわけです。日本では考えられない優雅な習慣です。

確かイギリスに赴任していた時もスキーの一週間はあったようで、下の息子も長男同様スキーデビューはチェルビニアで、イギリスからわざわざ出かけていきました。
チェルビニアでは子供好きで面倒見の良いイタリー人コーチが、子供をプライベートレッスンで長時間預かってくれるので、親もスキーを十分楽しめ、満喫できました。
今思えば、日本では考えられないような楽しい経験でした。