フランス製ジャガードのパスポートケース&パスモケース

海外に旅行へ行く友人からのオーダーのパスポートケース。こちらでストックしているフランスのジャガード布地(イタリーで購入)での作成依頼です。日本のビニール加工とは全く違う手法で、布地の感触を傷めない特殊加工のコーティングが施されているので汚れが付きにくい鮮やかなカラーのインテリア布地です。お揃いの布地でパスモケースも作成してみました。

passport case

ステーショナリー系の作品を布で行う場合、やはり裏打ちするととてもしっかりきれいに仕上がります。内側のポケットを上下2段に作成すると、隙間が開くとの指摘がありましたが、プリントペーパーを使用しないで布クロスだけで作成すると、隙間の問題はすっかり解決いたしました。紙を使用すると厚みがない分隙間が開くようです。

passport case2

開くと左側にマイレージカードとパスポート、右側には e チケットやホテルのネット予約の控えなどを入れておけます。取っ手小サイズにはめこむ方法(穴の大きさや切り込み計算方法があります)で革止めにします。

pasmo casepasumo case2

パスモケースは表と裏でダブルにポケットがあります。柄に方向があるものだと裏側が逆さになるので、あまり方向のない布地を選びます。

下はいつもお世話になるお香の先生が、ウサギが大好きでいらして、パスモカードを裸でお持ち歩きだったのでプレゼント用にシルクの私の長襦袢のハギレで作ってみました。ついでにお揃いの草履止めも。(大寄せの会などで自分の草履につけておく目印用)薄手シルクなので扱いにコツがいります。芯材は地券紙ウレタンボールですがべっとり糊付けしない袋物作りの作成方法なので、布紙用ボンドが大活躍です。

pasmo case rosso
カテゴリー:terzo corso講習作品集